先日、私のアメリカ留学時代の初恋の彼が結婚したとフェイスブックで知りました。今の時代、情報は全てSNSで知ることになる。今回は、せっかく彼を思いだす機会が出来たので、私がボストンにある芸術高校に留学した時の彼とのエピソード、そして私が3カ月で日常英会話が話せるようになった理由について迫ります!
2000年8月末
毎年、新たに入学するアジア人は1週間前乗りをして、学校と英語に慣れるためのオリエンテーションに参加しなければなりません。私の年は日本人、韓国人、中国人の総勢15名ほど、そして彼がその新規の生徒達をまとめるリーダーでした。彼はもうその学校に通って4年目。つまり12年生(高校3年生)。韓国系アメリカ人の彼は韓国語よりも英語が得意で、その高校にはチェロを学ぶために通っていました。
2000年9月
9月に新学期が始まり、とにかくめまぐるしい毎日。膨大な数の宿題と課題に時間を費やす日々を送っていました。課題の一つにはミュージカルのクラスで発表しなければいけない歌などもあり、私は、校内にあるプラクティスルーム(音楽専攻の学生達が楽器を練習できる防音の部屋)に毎晩通い、歌の練習をしていました。そこで毎晩必ずチェロの練習をしている彼を目にしていたのです。チェロを演奏している時の彼は、それはそれは素敵で、完全に一目ぼれをしていました。
積極的に話しかけてみる日々
毎晩プラクティスルームで彼を見かけては声をかけてみたのです。”Hi! How are you?”(元気?) とか、”When did you start practicing?”(いつから練習しているの?) など事前に疑問文を用意して彼に積極的に話しかけてみました。ただ、英語の話せなかった私は、彼が親切に答えてくれてもそれ以上会話が弾ませることが出来ず、渋々練習に戻っていったのです。(笑)
2000年10月ハロウィンあたり
そのような日々が結構続き、少しずつ互いに距離が近づいて行ったのが分かりました。彼と分かりあいたいと思うがゆえにがむしゃらに英語を話していたと思うんです。とても親切な彼は私に分かりやすく英語を伝えてくれ、また私が間違ったことを言っていると丁寧に直してくれました。これは英語力が伸びますよねー。そして、知り合って2カ月が過ぎたころ、ついに彼に告白されたんです!しかも日本語で!「レイナちゃん!ボクノカレシニナッテクダサイ!」と。(笑)頑張って私の為に日本語覚えてくれたみたい!でも惜しかった。私は「カノジョ」でしたね(笑)そんなユニークでキュートな彼が私の初恋の相手なのでした。
教訓「3か月で日常英会話は問題なく話せるようになる!」
その年のクリスマス休暇までには私の英語力はかなり伸びていました。なんてったって毎日会って話す事以外に、まあ若かったので、毎日会っていたにもかかわらず毎日手紙のやり取り。(笑)そして、寮の門限後は電話が使えなくなる夜11時まで電話で話す日々。気づけば自然と英語のシャワーをあびていました!そして、留学してから3カ月で私は日常会話にはまったく困らないレベルに達していました。もちろん、環境次第ではありますが、やはり3か月毎日英語漬けになると英語は話せるようになるものです!そして、やはり一番の上達法は「英語しか話せない恋人を作る」ことに限ります!(笑)