こんにちは、保健師のわたげとです。朝夕ずいぶんと冷えこむようになってきました。インフルエンザシーズン到来です。今年は早くから患者さんが出てきているようです。筆者は昨シーズン2回もかかったので、10月にばっちり4種ワクチンを接種済みです。皆さんも対策は万全ですか?
とりあえずマスク!
マスクをしていれば完全防備大丈夫! というわけではありませんが、心強い味方です。皆さんも日々予防のためにマスクを活用されていると思います。自分のくしゃみや咳のしぶきをとばさないことで感染を広げないようにしたり、保温・保湿効果で自分の感染予防をしたりと役立っています。ちょっとでも咳やくしゃみが出る日、寝不足だったり体調があまりよくなくて風邪をもらいそうな日はマスクをして出かけましょう。
ポンとつけるだけじゃダメ
じつは、マスクは単につけるだけでは効果がほとんどなくなってしまう可能性があります。外出先で「あ~あ、あの人マスク意味ないわ……」と思われているかもしれません。せっかくですから、正しく使って感染を予防しましょう。
1) 上下を再確認
一般的なプリーツマスクには、鼻にあたるほう(上)にワイヤーが入っています。指で触って確認しましょう。
2) 表裏逆だとちょっと恥ずかしい
一見表も裏も同じに見えますが、じつは違います。プリーツが下に向かっているほうが外側になるようにつけましょう。一方向ではなく上下にプリーツがあるマスクの場合は、中央に向かってプリーツがある面を外側にしましょう。
また、一部のマスクでは片面がつるつるしているそうです。その場合はプリーツは関係なくつるつるを内側につけてください。
3) すき間をなくす
ワイヤー部分をぴったり鼻に沿わせます。あらかじめワイヤーを曲げておくとスムーズです。下のはしっこを持って顎までしっかりプリーツを広げます。こうすることでしゃべってもマスクがずれることがないのです。マスクをつけたら、「あむあむ」と口を開け閉めしてフィット感を確認しましょう。鼻や顎・ほっぺたにすき間ができなければ成功です。
4) 触れ方と捨て方が大事
これだけ細心の注意を払ってマスクをつけても、触り方ひとつですべてを無に帰してしまいます。考えごとをしたりぼーっとしていると、ついうっかりマスクに触ってしまうのですが、原則鼻や口にあたっている部分を触るのは我慢しましょう。
はずすときには、ひも部分をつまんで内側を触らないようにしましょう。基本的に、外したら捨てるというくらいの気持ちで1日に2~3回は新しいものにとり替えましょう。
まとめ
さて、効果的なマスクのつけ方をマスターしました。手洗い・うがい・マスクの着用でインフルエンザも怖くない! 楽しい冬をおすごしください。