栗やサツマイモがおいしい季節の秋。自然の甘味が魅力的だし、砂糖を使っていないから大丈夫、と油断していませんか? 自然の甘味だとしても、食べすぎは糖質のとりすぎになり体内の糖化を進行させてしまうので、食べるときには注意が必要です。
秋になると疲れやすい?
秋になりだんだんと疲れやすいと感じている人は、糖質をとりすぎていないか食生活を見直してみましょう。糖質をとりすぎると体内が糖化し疲れが出やすくなります。糖化というと肌への影響を気にするかもしれませんが、体内への影響はそれ以外にも!
糖化ってなに??
糖化は体内のタンパク質と糖分が結合し、老化物質を生成する現象です。この物質は体内のたんぱく質、骨や皮膚、細胞などを劣化させます。体内でエネルギーに変換できなかった糖質は、体内で糖化していき、皮膚だけでなく骨や筋肉も弱らせることになります。
体内が糖化するから疲れる
糖化により、もちろんお肌の再生能力も低下しますが、体をつくる細胞までも劣化させるため、疲れを修復する機能が追いつきません。一度糖化してしまうと、もとに戻すことができないと言われています。糖質をどんどんとることが、体をどんどん疲れさせる原因になるのです。
毎日糖質をとりすぎ?
普段からお米・パン・麺類などを主食にしているうえに、炭水化物の多い栗やサツマイモ、さらにドライフルーツなどもおやつなどにとり入れていると、糖質のとりすぎになってしまいます。とくに糖質の多いサツマイモを食べたいと思ったら、昼食や夕食の主食を少なめにするなどの工夫が必要です。
もちろんお菓子類も
チョコレートやクッキー、それ以外にもさまざまなスナックには糖質がたくさん含まれています。おやつに糖質の多いお菓子を食べるときにも注意してくださいね。もちろん、間食をやめられるのが一番ですが、小腹が減ったときには糖質の少なめなナッツ類やチーズ、スルメイカなどがおすすめです。
糖化させないのが先決
糖化をどうにかしたいと思って、あれやこれやとサプリや食品を試す前に、糖化させる糖質の多い食品を控えることが先決。これ以上糖化により体を劣化させないためにも、食生活に気をつけていきましょう。
タンパク質を摂取
体内のタンパク質が糖化により減少しがちになると、細胞・骨・筋肉・皮膚の再生が悪くなります。普段の食事でパンやお米・麺類が多いとついついたんぱく質が不足しがちになります。メインの食事に常にたんぱく質をとらないと、体が作られなくなってしまいますよ。
抗糖化食材を食べる
酸化しないようにする工夫も必要になってきますが、その場合はいつも食べる食事の中に、抗糖化食材を入れると心強いかも。抗糖化成分が高い食材は、緑色の葉野菜などです。ホウレンソウや水菜、ブロッコリーなど。これからの季節にもピッタリな葉野菜をとり入れて、糖化を防いでいきましょう。