人によってそのタイミングは異なるにしろ、女が年を重ねることで経験することの一つ。それは女友達との間に生まれる微妙な距離感や噛み合わない会話への違和感ではないでしょうか。若かりし日々を共に過ごした仲間であったその相手との再会に小さな失望と寂しさを感じた経験をしたアラサー女性は多いのではないでしょうか。
繊細で貴重な女同士の友情
女性の生き方がこれだけ多様化しているのだから、友達同士であっても、進む道は大きく異なってきます。しばらく会わない間に、全く違う環境の中で、それぞれが培った考え方や価値観を認め合うのは、共感を求め合う女性同士の付き合いにおいては非常に難しいことかもしれません。
しかしだからといって友達を簡単に切り捨てたりするのも考えもの。今回はそんな女同士の友情について、いかにうまく関係を保っていくべきなのか、取り扱い方についてご紹介したいと思います。
適度な距離感が友情をあたためる
昔はあんなに何でも言い合えた友達なのに……と少し寂しい気持ちにはなりますが、誰にも言えない何かを抱えてしまうのも大人であり、相手の立場を理解しないまま、その領域に土足で踏み込むのもルール違反です。
相手と良い付き合いとする為には、やはり腹八分目程度の関わりが長く、良好な関係を築けるコツです。その距離感こそが、相手を認めることであり、優しさへとつながるものでもあります。
無理して会う必要はない! 冷却期間も必要
もし仮に久しぶりに再会した友達に違和感を感じたり、嫌な気持ちになったしまった場合は、単純にしばらく連絡を取らない、もしくは会わないようにすればいいだけです。それで縁が切れてしまうのであれば、もう仕方ないと思うようにしましょう。
でもまたいつか時を経た後、以前のようにお互い楽しく時間を過ごせる時が来るかもしれません。そうなることを期待できるかどうかはわかりませんが、それもきっとその相手との縁なのかもしれません。
違いを否定せず、認めることが大切
女性はもともと結婚、出産、育児などの大きな変化を耐え抜く為にも、生物学的に高い適応能力を備えているといわれています。よって、それぞれの人生のステージとともに、その変化に対応していくのが女性の習性と言えます。そのことを理解すれば、一時的に変化した女友達の姿に無駄に失望を覚えることもなく、その違いを認めた上で、上手な付き合い方を見つけられるはずです。
今は独身で仕事もバリバリこなし、自由な生活を送っていたとしても、ある時その人生に変化が訪れ、全く違う環境に身を置かなければならない時が来るかもしれません。その時になってみてようやくわかるのは、立場の違いに理解を示すことがいかに大切なことかということです。