口元にうっすら出てくるほうれい線、人から気にならないといわれても、自分では嫌な気持ちになってしまうものですよね。30歳前後から気になり始める方が多いといわれています。ほうれい線は加齢のサインだから治せない? とあきらめてしまう方も多いですが、原因を知って対策を心がければ改善することは可能です。毎日のケアで1年後、3年後、5年後のほうれい線を予防していきましょう!
ほうれい線の主な原因は、乾燥・紫外線・筋肉のたるみ
エイジングの代表サインとされるほうれい線。加齢が原因というよりは、年齢を重ねる上で対策ができていなかった乾燥、紫外線、そして筋肉のたるみによって、口元に線が現れてしまうと考えましょう。実はこの3つとも、日常生活に気を配れば改善できる問題です。まず乾燥には、肌内部の保湿に重点をおいたスキンケアを。紫外線には、こまめな日焼け止め、そして日傘や帽子などでUVカットをする。そして筋肉のたるみは、顔の筋力をアップさせるトレーニングを行います。
ほうれい線を解消する口元トレーニング
表情筋が衰えて、頬の重みを支えられずにできるのがほうれい線です。頬の筋肉をしっかり動かして予防・解消をしましょう。表情筋エクササイズは、無理に行うと逆に深い表情ジワをつくる原因にもなるので、ここでは器具つかったトレーニングをご紹介します。子顔効果も期待できます。
ペットボトルを使ったトレーニング
ペットボトルにごく少量のお水を入れて、唇でくわえて持ち上げます。そのまま10秒キープ。この時は、歯を使わずに唇と頬の筋肉を意識しましょう。これを3回繰り返します。慣れてきたら、お水の量を増やして負荷をかけていきましょう。
またつねに、顔の表情に緊張感を持つことも大切です。無意識にだらんとした表情グセがついていると、筋肉がたるんでよけいにほうれい線が濃くなってしまうことも。口角を上げて、下ばかり向かないように注意してください。
肌のハリ・弾力をアップ! 歯ごたえある食材を摂る
たるみの原因として、やわらかい食べ物ばかりを好み、噛む回数が少なくなっていることもほうれい線やフェイスラインのたるみの一因です。普段の食事では噛む回数を意識して、さつまいもやごぼうなど「食物繊維」が豊富なもの、砂肝やれんこんなど「歯ごたえ」があり噛む回数が自然と増える食材を食べてみましょう。
食物繊維が豊富な食材
おから、大豆、納豆、ごぼう、切り干し大根、ひじき(もどし)、ブロッコリー、えのきだけ、かぼちゃ、生しいたけ、たけのこ、玄米、パスタ、さつまいも、れんこんなど。
食べにくく噛みごたえがある食材
砂肝、いんげん、昆布、大根、きゅうり、たこ、いか、干しいも、干しいちじく、ドライフルーツ、アーモンド、ミニトマト、枝豆、セロリ、りんごなど。