結婚式を挙げないカップルが約50%も占めている昨今。ナシ婚層の実態にせまるべく、前編では【ナシ婚あり派】によくある理由をご紹介しました。後編である今回は、反対に【ナシ婚なし派】の理由と、ナシ婚層のその後を見ていきましょう。
ナシ婚「なし派」の理由は……
まずは【ナシ婚なし派】の結婚式を挙げるべき理由から!
一生に一度のことだから・人生のけじめをつけたいから
結婚式は人生の一大イベント。これから新しい家庭を築いていく門出の儀式です。やはり相応の時間と手間をかける結婚式からスタートをきるのと、書類だけ出してスタートをきるのとでは、多少なりとも重みと覚悟がちがってきます。
周りの人に対して正式に披露できる結婚式は確固とした区切りやけじめになる、という声も多く聞かれます。女性に関していえば、ウエディングドレスを着られるのは一生に一度結婚のときだけ。このときをのがせば着る機会がない特別なものです。少なくともフォト婚はしておきたい、と考える女性が多い様子。
親孝行のため・両親を喜ばせたいから
今まで育て見守ってきた我が子の花嫁姿を見たいと思わない親は少ないもの。人生の節目として新しいスタートを祝い見送りたいはずです。お祝いの場として、お見送りの場として、そしてその瞬間を思い出に残しておくためにも、結婚式は大切と考えているようですね。
お世話になっている人へ感謝を伝えたいから
両親だけでなく友人や上司、恩師にも感謝の気持ちを伝えるため、結婚式を挙げるという意見も多数。結婚式ほどたくさんの人たちに集まってもらえる機会はそうありません。結婚式の場を生かして日頃の感謝を伝える「おもてなし婚」をするカップルが増えています。
結婚式を挙げるべきおもな理由には、以上のようなことがらが挙げられます。次はナシ婚層のその後の動向をお伝えします!
ナシ婚層のその後
のちのち結婚式を挙げていた!! 理由は……
実は、一度ナシ婚を選んでいても、最終的に結婚式を挙げるカップルがかなりの割合でいるのです。その内訳は、結婚当初は式を挙げたくても挙げられなかったカップルや、結婚式を周りに強くすすめられたカップル、結婚式の意義を思い直したカップルなど。結婚式を挙げたくても金銭的に無理だったり、おめでた婚だったりして難しかったカップルは、生活に余裕ができると結婚式を挙げています。ナシ婚が増えてはいますが、決して最後までナシ婚をつらぬくカップルばかりではないみたいです。
大多数が「結婚式をして良かった♪」
のちに結婚式を挙げたカップルの8割以上が結婚式をして良かったと答えているのだとか。周りにうながされて結婚式を挙げることにしたカップルも、いざ挙げてみると親が喜んでくれたりめったに会えない知人に会えたり……。結果、楽しく記念になったと感じています。
まとめ
ナシ婚も現代における結婚のあり方のひとつです。前編でご紹介したような理由があって、無理に結婚式を挙げるくらいなら挙げないほうが幸せなカップルだっています。ですから、ナシ婚がありかなしかと聞かれれば、もちろんありでしょう。
ただ、ナシ婚層のその後がものがたっているように、結婚式には結婚式でしか得られない感覚や意義が間違いなくあります。なんとなく面倒くさいとか、周りがナシ婚だからというような理由でナシ婚を選ぶのは、避けたほうが賢明。安易なナシ婚はなし、というわけです。