今の時代、誰だってなにかしらのストレスを抱えて生きているはず。だからこそ上手にストレスを管理することが欠かせません。そこで大切なのが1日をどのように終わらせるか、ということ。寝る前に1日を振り返ることで心の整理ができ、ストレスをうまくのがしていけます。
ではもう少し具体的に、どんなことを振り返ってみるべきなのか、リストアップしてみました。
今日おこったポジティブなできごとを思い出してみる
平凡と思える毎日でも、なにかひとつやふたつはよかったこと、嬉しかったことがあるはずです。そんなポジティブなできごとを1日の終わりに思い返してみてください。心がほっこりと温かくなることでしょう。きれいな夕陽を見た、ランチがおいしかった、心待ちにしていたマンガの発売日だった……などなど、ささやかなことでもかまいません。そんなポジティブなできごとが思い出せれば、明日への活力も生まれてきます。
今日はどんなことで笑ったのか、思い出してみる
「笑う門には福来る」――笑いがあるほうが人生はるかに明るくなるし、お金もかかりません。逆に、しかめっ面のままだったり、無表情で1日すごすようでは、ウツウツとした気分やストレスも心のなかにたまっていくことでしょう。1日に少なくとも5回は、なにか笑えるように心がけてみましょう。お笑いやユーモアはストレス解消にも効果的だし、人を惹きつける求心力にもなります。「今日はなんにも楽しいことなんてなかった」というような日でも、コメディやお笑い番組を見て笑ってみることです。
また子どもやペット、かわいい動物なども笑顔を引き出してくれる強い味方。嫌なことがあった日でも、笑いで暗い気分を吹きとばせるくらいの強さがあるといいですね。
自分にとって大切な人を思い浮かべてみる
人間関係によってその人の幸福度は大きく左右されます。毎日寝る前に、自分にとって大切な人を6人くらい心に思い浮かべ、考えてみましょう。恋人やパートナー・家族、あるいは友人など毎日顔を合わしている人でも、今は遠く離れてなかなか会えない人でもかまいません。どちらにせよ、心と心がしっかりつながって、相手のことを思いやれる、そんな気持ちでいることが大切です。そんな人たちのおかげで今のあなたがあるのだし、落ちこむようなことがあってもけっして自信を失ったりしないで済むのですから……。
明日はどんなことができるか、目標を立ててみる
今日1日をポジティブに肯定的に振り返ることができたら、つぎは明日に心を向けてみましょう。今日よりもっといい日にするためにはどんなことができるか、2つくらい具体的な目標を立ててみてください。けっして大げさなことでなくてもよいのです。自分なりの目標があることで気持ちにもメリハリがつくし、ちょっとした“やりがい”を見出せるようになります。
以上のことを寝る前にぜひ振り返ってみてください。なにも考えないでいるより少しだけ心が軽くなって、穏やかな気持ちで眠りにつけることでしょう。良質な睡眠はストレス耐性を高めるうえでも欠かせません。十分深く眠って、また明日からに備えていきましょう!